難民雇用 | アルミ鋳造、金型製造なら栄鋳造所    

外国人の戦略的雇用: 難民雇用を通じた自他共栄

弊社の取組み

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栄鋳造所では、企業の付加価値をあげるために「企業の中核的な業務を担う貴重な人材」としての戦略的な雇用を推進しています。2012年から力を入れているのが、外国人の戦略的雇用。外国人を安価な労働力として雇用するのではなく、海外展開先の語学、文化慣習を持ち、貪欲に日本のものづくり技術を取得する人材として採用する。その取り組みの第一歩が、栄鋳造所の難民雇用です。

求めた人物像は、日本語は話せなくても、英語が話せる外国人、日本で生活をすると覚悟を決めた外国人。難民の採用後は、言葉や文化風習の違いから様々な問題が発生しました。一方で、これらは会社内に様々な変革をもたらしました。例えば、社内が自然と英語を意識するようになり、現場リーダーが注意書を英訳し貼り出す動きが生まれました。

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地域への波及

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弊社の難民採用をきっかけに、「外国人の戦略的雇用勉強会」が立ち上がりました。目的は、産業振興の観点から、外国人の有効活用できる可能性を検討すること。メンバーは、製造業やサービス業を含む地元企業、大学、NPO、国際交流協会、行政の有志から構成。勉強会では、地域で外国人を戦略的に雇用するためには、企業の力だけでは足らず、住環境など、地域ぐるみでどう取り組めるか、議論が進んでいます。

NPOとの協働

 

栄鋳造所では、これまでの難民雇用経験で、様々な課題に直面してきました。この経験を生かして、弊社、および地元企業、難民がそれぞれ安心・安全に採用、就労するために、都内にあるNPO法人難民支援協会と協力しながら課題解決に取り組んでいます。2013年度は、難民支援協会の独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業を通じて、難民が日本で働くことを事前に理解することを目的とした就労準備コースに協力しました。

日本の企業で働くとは?異なる言語、企業文化や風習からくる違いを、単に日本企業のやり方を押し付けるのではなく、何が違うのか、何が期待されているのか、それぞれの経験を話しながら、実際に日本の企業で働くとはを理解します。

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次に、会社見学やOJT機会を通じて、難民も企業もお互いを知り、理解する場を持ちます。実際に、職場に行くことで雰囲気がわかり、また研修を通じて、双方の相性があうかどうか、確かめることができ、企業側も安心して採用できる場を提供しました。
栄鋳造所にとって、難民雇用は自社の成長に繋がる大きな一歩となっています。

*難民とは?(wikipedia)